こんにちは!
Morimitsu-familyです。
今回は田中泰延さんの著書、『読みたいことを、書けばいい。』を読みました。
タイトルからして、書き方のHOWTO本かと思いきや、書くこと本来の楽しさと少しのめんどくささについて書かれた本です。
ブログやSNSで発信をすることが当たり前となった時代に、「何のために書くのか」という本質を、楽しく、また少し厳しく教えてくれる。
読み終えた頃には、筆が止まっていた人も、前を向いて、また書きたくなる、勇気をもらえる、そんな一冊になっています。
こんな人に読んでほしい
- 物事を始めても、なかなか継続することができない
- ブログを始めたけど、なかなか続けられない
- 社会を良くしたい
- 仕事でみんなのために働くことを求められる
- 仕事で会社のために働くことを求められる
『読みたいことを、書けばいい。』の目次は?
序 章 なんのために書いたか
ー書いたのに読んでもらえないあなたへ
第1章 なにを書くのか
ーブログやSNSで書いているあなたへ
第2章 だれに書くのか
-「読者を想定」しているあなたへ
第3章 どう書くのか
-「つまらない人間」のあなたへ
第4章 なぜ書くのか
-生き方を変えたいあなたへ
おわりに いつ書くのか。どこで書くのか。

著者の田中泰延さんはどんな人?
著者の田中泰延さんのプロフィールはこちら。
1969年大阪生まれ。
早稲田大学第二文学部卒。
電通に入社後、24年間コピーライター、CMプランナーとして活動。
2016年に退職。
「青年失業家」を自称しフリーランスとして、インターネット上で執筆活動を開始。
webサイト「街角クリエイティブ」に連載する映画評「田中泰延のエンタメ新党」「ひろのぶ雑記」が累計330万PVの人気コラムになる。
本書が初の著書。

【ピックアップ】ぐっときた文章3選
自分が面白くもない文章を、他人が読んでおもしろいわけがない P7
「自分が読みたいものを書く」ことで
「自分が楽しくなる」ということを伝えたい
☝ここがこの本のハイライトだと思う。
他人のために何かをするということは、モチベーションの維持が難しい。
書くことも同じで、知らない読み手を想定して喜ばせることって、めちゃくちゃ難しいし、ハードルが高い。
リアクションがあったり、コメントがあればまだいいけど、書いたことに対する反応がない時期が続くと、心折れますよね?
ブログやYoutube、SNSで発信をしている方は、特にそうじゃないかと思います。

なんでこんなに一生懸命書いたのに、『いいね』が付かないんだ?

頑張って8000字も書いたブログなのに、なんで誰からも読まれないの?
そんな悩みを一撃で解消する方法が
自分のために、自分が読みたいものを、楽しく書く
これじゃないですかね。
書きながら自分が楽しくなることで、さらに書くことができる。
楽しみながら書き続けることで、もしかしたら誰かの人生が変わるかもしれない。
自分の人生が変わるかもしれない。
自分を一番知っているのは自分なので、想像上の読み手より、喜ばせるのは簡単なんですよね。
例え、だれの人生も変わらなかったとしても、少なくとも自分は楽しい。
それでいいじゃん。
それでいいじゃんと思えると、気持ちが楽になりませんか?
わたしが言いたいことを書いている人がいない。じゃあ、自分が書くしかない。P102-103
読み手で構わないなら、読み手で居よう
という著者の言葉は、潔いけどめちゃくちゃ本質だなぁと思って。
どこかで読んだ内容、すでに存在するコンテンツを苦労して作っても、だれからも見向きもされず、自分も楽しくない。
これは書くこと、読むことだけでなく、新規事業でも同じで。
こんなサービスがあったらいいなぁ!を実現するからこそ、そのサービスは必要とされるし、生み出す過程も楽しい。
ということで、『無いんだったら作っちゃおうぜ精神』には共感しかない。
わたしが愛した部分を、全力で伝える P183
愛するポイントさえ見つけられれば、お題は映画でも牛乳でもチクワでもよく、それをそのまま伝えれば記事になる
と著者は言います。
事業のプレゼンでも、講演でも、ブログでも、youtubeでも、話し手の熱量は思っている以上に受け手に作用するよなぁと感じています。
口先だけなのか、そこに愛がこもっているのか。
受け手は賢いから、すぐ気づいちゃうんです。
テクニックよりも、きれいなパワポよりも、そこに自分の愛がこもっているのか、込められるコンテンツなのか。
そこを大事にしたいし、大事にすることを忘れないようにしたいなぁ。
まとめ
今回は、田中泰延さんの『読みたいことを、書けばいい。』を紹介しました。

『どう書くのか』について、
事象に出会ったとき、
そのことについてしっかり調べて、
愛と敬意の心象を抱けたならば、
過程含め、自分に向けて書けばいい
と、著者は語っています。
事象と心象の交わるポイントを、楽しく書く。
誰かのために、みんなのために、を求められる職業の人にこそ、自分が楽しいと思うことを書いて、みんなに発表してみてほしい。
書くことには、自分の楽しいが広がる可能性が秘められているから。
私自身、この本を読んで、

生じた心象を伝えたい!
と思ったので、この書評を書いています。
調査も足りてないし、心に触れた部分だけを抜き出してるから、情報量が不足してるなぁと思うけど、少なくとも書いてる間は楽しかったから、これで満足です^^
ということで、以上になります!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^
また次回!
コメント